ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ただの引っ越しじゃ終わらない

この「はてな」にブログを移したのが、4月のこと。1ヶ月を超えた実に中途半端なタイミングで、前のをリセットした。終わりといえば終わりなんだけど、実際にはほんの手始めみたいなものだ。 現在、新しいページの開設を準備している。リセットしたばかりの前…

草野翠に加瀬薫(終)

今の学生はどうなんだろうか。 再入学した大学の方で、同級生の多くが校歌に対して冷淡だった理由、一つ思い当たることがある。というのも、みんな負け組意識を持っていたからだ。 受験組が大半だった頃の日本の大学は、「ほんとは××に入りたかったけど、落…

草野翠に加瀬薫(4)

「母校」という言葉の定義、ぼくにとって、その基準は、校歌を歌いたくなるかどうかってとこだろうか。単にそこを卒業すれば母校ってわけじゃない。 実際こういう記事を書いていると、卒業した高校のことを、思い出したくもないのに思い出す。ここはゴミ溜め…

草野翠に加瀬薫(3)

実のところ、ぼくが校歌を憶えたのは、それを歌いたかったからだ。そしてその理由は簡単。入った大学が大好きだったからだ。 念願かなって入れた「首都圏のメジャー大学」だった。早稲田ではない。でも、早稲田に遠慮する必要もないぐらいのとこではある。そ…

草野翠に加瀬薫(2)

なんであの頃そうだったんだろうか。 まず言えるのが、自分たちの少し前にいたシラケ世代の影響だ。大人たちが決めたものや、前の時代から受け継がれているものを冷ややかに見送り、興奮すべき時には冷めて見せ、冷めるべき時にはやっぱり冷めている、そんな…

草野翠に加瀬薫(1)

ときどきわけもなく歌いたくなる歌がある。大学の校歌だ。「わけもなく」だから、場所だって選ばない。公園をとぼとぼ歩いているときとか、夜の帰宅途中とか、朗らかに口ずさんだりする。車の中でも、よく歌う。ドラレコにも録音されてるわけで、まあ事故と…

深まりゆくiの生活(終)

ある意味、ぼく自身が、AppleやAdobeにとっては、切り捨てるべき「レガシー」なのだろう。メーカーが想定しているユーザーは、言われた範囲内でデフォルトを変えずにアプリを使うような連中だ。従順かつ模範的で、過去のやり方なんて知らない。 ぼくは、自分…

深まりゆくiの生活(4)

実はiPad Proにに先立ち、重大な買い物をしている。AdobeCCだ。 きっかけは、仕事で納期的に追いつめられたときだった。しなければならない文書デザインがあるのに、そのための時間がとれない。そんなとき、AdobeがiOS用にCCソフトを出していることを知り、…

深まりゆくiの生活(3)

さて、iPad Pro。「うんにゃらPRO」という名前の商品、この世界では結構多い。ただ、およそプロ用とも思えないようなものも少なくない。 iPadに「Pro」が出ると聞いて、最初に感じたのが戸惑いだった。 Appleの場合、単に「性能が(値段も)高い」の記号とし…

深まりゆくiの生活(2)

わざわざ事前予約で購入なんてするくらいだから、思いはいっぱい詰まっている。なんでそっちの話題にしなかったのか。 一言で言えば、廉恥心だろう。発売当日ったって、それが重大事件であるのは、ぼくだけの話。同じ日に手にする人は日本中に何万人もいるわ…

深まりゆくiの生活(1)

このブログの第2シーズンが始まったのは4月1日。そしてその前日、ぼくはiPadを買っている。もちろんプロ9.7インチだ。iPadとしては2台め。そしてこれまでに3種類のiPodに2台のiPhoneを使ってきているから(一部現役)、7つめのiってことになる。 アップルト…