ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ほんとは256倍くらいかな

いつも見ているサイトの一つ「カラパイア」で、ちょっとおもしろい記事を見つけた。タイトルは『関わってみて初めてわかる、テレビゲーム開発について理解していなかった5つのこと』。批評サイトで市販ゲームについて書いていた人が、ゲーム開発会社に入社し…

最新という憂鬱(7)

気づいたら、だいぶ違う傾向の話になってしまっていた。愚痴りたかったのは、20年も前のWindows体験のことじゃなくて、次のような愚痴なのだ。 「新しいパソコンにときめかない……」 パソコンそのものが成熟したということだろうか。昔は、新型であれば、全く…

最新という憂鬱(6)

実際にWindowsが普及し始めたのは、この後のバージョン3.1からになる。見た目とか使い勝手とかは3.0と基本的に変わらないものの、動作が格段に安定した。何しろ、確実に毎回起動するんだからね。さらに、軽くなった。バージョンアップにともなってマシンスペ…

最新という憂鬱(5)

その新生活には、幸せが待っていたのか。そんなはずないことは、3.0時代のWindowsを知ってる人ならわかるよね。Windowsと同時に購入した結果、386GSは、ぼくにとって忘れ得ぬマシンとなったのだ。 一言で言えば、「貢いでも貢いでも決して満足しない、ボディ…

最新という憂鬱(4)

なんでハイレゾを求めていたのかというと、Windowsの存在だ。 当時、日本よりも何かと先行していたアメリカ市場で、DOSマシンをGUI環境に変えるOSとしてMS-Windows3.0が登場、たちまち主流となっていた。そのあたりの事情が雑誌で伝えられ、「さあ、これから…

最新という憂鬱(3)

これまで何台のパソコンを使ってきただろうか。数えようと思って、やめた。「今まで食ったパンの枚数」と同じだね。「パソコンを使う」という行為は、今や当たり前。もう、そんなこと覚えてられるほど、新鮮じゃない。 でも、印象的だったマシンというのはあ…

最新という憂鬱(2)

戸惑いの原因は何か。実は、画面の細かさにある。 2560×1440ドット。こんなとんでもない画素数が、11インチの液晶スクリーンにつまっているのだ。これまで、ノートPCのディスプレイなんて、横1280ドットが相場だった。画面サイズは同程度なのに、画素数は実…

最新という憂鬱(1)

職場で使うパソコンが、更新になった。で、かなり戸惑っている。 とある事情から、勤務校でのティーチャー用パソコンは、だいたい2年に1回のペースで更新される。なので「違うマシン」への乗り換え自体は、そんなに珍しいことじゃない。めんどくさいだけ、難…

どうにか繋がってる

昼休み、どう使うのが正しいんだろうか。 「食事中、よそごとをするな!」 なんて、年代によっては“しつけ”の内容だったりするのだろう。でも、昔から、おとなの男はたいてい新聞を読みながら(場合によっては朝ニュースも平行して視ていたりする)朝食をと…

赤い帽子とくれば

"メーカーズマーク"という酒がある。ケンタッキーで作られるコーンを主原料にしたウィスキー―いわゆるバーボンだ。ハンドメイドでの生産をひたすら守り続けている、アメリカ有数の老舗ブランドでもある。そして、そのハンドメイド性を象徴するのが、キャップ…

みんな疲れたのか?

Kindleがどうにも調子悪い。 とにかく反応が鈍いのだ。画面をタッチしてもうんともすんとも言わなくなってしまう。やっと動いたと思ったら、そこまでの数度のタッチをしっかり記憶していて、いっきに数ページ移動してしまったり。戻ろうと思うと、また無反応…

平気で半世紀なわけですよ(終)

今、フィクションの世界でいちばん活躍しているスパイといったら、『ミッション・インポッシブル』のイーサン・ハントだろう。ただ、彼の場合、あまりにも能力が高すぎて、現実的な憧れの対象にはならない。『ゴールドフィンガー』を観て思ったのは、ジェー…

平気で半世紀なわけですよ(5)

ぼくたちの年代にとってのスパイとくれば、007とも限らない。というか、この人はちょっと大人すぎる。物心ついた頃には、もうショーン・コネリーもいい年だったし。やはりここは『エロイカより愛をこめて』のエーベルバッハ少佐につきるだろう。他にも『パタ…

平気で半世紀なわけですよ(4)

ジャック・ライアンにはなれなかったけど、資本主義社会というのは、お金さえあればなんだってできる。バブル期ならではの恵まれた収入を使い、民間ベースで公開されている各国国防情報(早い話がミリタリー情報誌だね)をせっせと集めていった。 「ぼくは政…

平気で半世紀なわけですよ(3)

そんなわけで区役所職員になったぼくだけど、この国にはもうひとつのスパイ絡み組織があり、他ならぬ区役所(職員)が監視対象になっていることを知ったのは、それからだ。 一般的な就職試験では、あらゆることが採否判定の材料になる。現役入学の体育会出身…

平気で半世紀なわけですよ(2)

スパイという仕事には、ちょっとだけ憧れたことがある。 厳密には、情報分析官。スパイ自身じゃなくて、スパイが持ってくる情報を分析する仕事だ。他国の軍事システムを推測、国家戦略に役立てるというこの仕事、正々堂々と軍事オタクを貫けるとても貴重な職…

平気で半世紀なわけですよ

BSをつけたら、『007ゴールドフィンガー』をやっていて、つい見入ってしまった。 公開は64年だから、すごいもの。ショーン・コネリーの若さ。悪役の陳腐さ。出てくる車の古さ。どれも時の流れを感じさせて、最高だ。それに作品内容にも遠慮がない。今のハリ…

空分補給!

羽田から名古屋まで、飛行機で帰ってきた。 早割で買ったから、チケット代は7千円。そして、時刻表上の所要時間(ゲートからゲートまで)は60分。新幹線に比べるとどちらも30%程度のオフで、そう考えるととってもお値打ちってことになる。でも、本気でそう思…