ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ウインダム、出ろ!

バブルの頃、都内ホテルにステイなんてのが、流行ったことがある。東京に自宅があるのに、あえて都内の“おしゃれなホテル”に滞在して、“リッチな気分”を味わうというものだ。赤坂プリンスなんてのは、そのために建てられたようなもので、ゆえに役割を終えて…

昔は泣き喚いたものだけどね(終)

それでも、ときどき思う。全てを失うことも、時には必要なのかも知れないと。 人は忘れる。忘れるから、生きていける。もし全ての経験を、リアルタイムな出来事と変わらないレベルで克明に憶えているとしたら、とても生きていけないだろう。最近、歳のせいか…

昔は泣き喚いたものだけどね(5)

テキストファイルというのは、永遠だ。 長くPCを使っていて、今でも最初の頃に作ったファイルがハードディスクに残っていたりする。いちばん古いのは、80年代製になる。 当時のパソコン界では、ワープロソフト『一太郎』が一世を風靡していた。ぼくが本格的…

昔は泣き喚いたものだけどね(4)

そもそも、なぜファイルを上書きしなくちゃならないんだろうか。 パソコンは、そういう仕組みになっている。でも、テキストファイルなんて、本当は消さなくてもいいのだ。ひたすら追加し続けるような仕組みでも構わない。 むかしむかしのコンピューティング…

昔は泣き喚いたものだけどね(3)

ファイル消滅に気づいたのは、職場PCだった。その時点で、持ち歩いてたノートPCも既に同期済みだった。最後の砦が、自宅マシン。帰宅後、すぐに無線LANルータのスイッチを切り、恐る恐る起動してみたのだ。 でも、実際には最新のファイルは戻らなくて、1ヶ月…

昔は泣き喚いたものだけどね(2)

クラウドサービスが登場する以前、ファイルの同期というのは、PC運用の一大テーマだった。 あの時代、多くのPCユーザーは、ノートPCとデスクトップ機の2台体制だった。パフォーマンス的には後者のほうがいいから、自宅ではそっちを使いたい。でも、そうなる…

昔は泣き喚いたものだけどね(1)

このブログのために作っている原稿用ファイルがある。 これは、まるで糠床のような代物だ。ブログにしたいことがあったら、ここに突っ込んでおく。一方で、脈絡もなく思いついたこととか気づいたこととかも、突っ込んでおく。やがて、そうした細かな断片を集…

未満な男一人旅

旅情を求めて乗った近鉄特急だけど、思ったよりも混んでいた。だいたい新幹線と同じくらいだろうか。男一人旅っていうよりは、ただの出張のように思えてしまう。 学園祭の翌日、秋の平日が一日ぽんっと休日になった。実際には年初のカレンダーでもきまってい…