ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

パラレるッ!(1)

先日、『Parallels Desktop』を11にアップグレードした。 これは、Mac上で他のOSを使うためのソフト。カテゴリー的には「仮想マシン」ソフトとなるらしい(Wikipediaがそうしていた)。これをインストールすると、Mac上に仮想マシンが出現し、そこに他のOSを…

「語る」を語ろう、戦争(終)

新しいメディアというのは、タブーへの突破口になる。実際のところ、ぼくたち創作者がぶちあたる壁は、文化とか風習とかいった、目に見えない壁じゃない。はっきり言えば、人だ。編集者やプロデューサーがOKをくれないから、小説やドラマとして世に出ること…

「語る」を語ろう、戦争(4)

明治時代、立身出世をめざす少年たちの間で「綴り方」が流行ったのだという。今で言う「作文」だけど、ずいぶん様相が違う。というのも、文体ばかりか題材や描き方までも決まった内容から選択しなければならなかったからだ。「余、友人と梅花を見んと欲し、…

「語る」を語ろう、戦争(3)

母の戦争体験のクライマックス部分にあるのが、風船爆弾だった。 これは、気球に爆弾を着けてジェット気流にのせてアメリカ本土を爆撃するという、かなり苦し紛れの作戦だ。軍部も途中で嫌気が差したのか、正式な開発から手を引いていたのだが、熱心な技術士…

「語る」を語ろう、戦争(2)

戦争体験を直接聞く機会というのは、まあ今の子どもたちには難しいだろう。でもぼくが小学生だった頃というのは、戦争が終わってからまだそんなに経ってたわけではない。ファミコン登場から今現在までの年数よりも、それは短いのだ。というわけで、今では大…

「語る」を語ろう、戦争(1)

岩波ホールで「戦争レクイエム」という企画上映を行っている。黒木和雄監督の戦争を扱った映画4本を、連続して上映するというもの。キーワードは「日常の中の戦争」。描かれているのは戦場ではなく市民生活の方だという。 こういうテーマの設定は嫌いじゃな…

引きこもりシミュレータか?

たまにFacebookを読む。週あたり2・3回ってとこだろうか。自分は書かない。たまに書いても、知人の記事にコメントするだけだ。ユーザー登録そのものはわりと早くにしたほうだけど、何に使ったらいいのかわからなくて……っていうか、他の人が書いているよう…

イン・ザ・東横

男一人旅、なんていえばロマンがあるし、若干の侘びしさ成分も含まれているのだけど、ぼくは出張の類でしか、ほとんどしていない。今日もその例にもれず、出張目的で東京にいる。 今回ちょっと新鮮だったのは、お宿だ。あの『東横イン』。有名なチェーン店だ…