ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

長島ランニングレポート(終)

長島とくれば、温泉だ。今回、走り終わったところにある、長島スポーツランドのクアハウスを利用した。ここは、ドライブインに温泉と小さなゴルフ場が併設されている、カオティックな施設。クアハウスって言うけど、実際にはちょっと小さめのスーパー銭湯っ…

長島ランニングレポート(2)

歴史好きにとって、長島はロマンあふれる場所だ。織田信長の“天下取りロングマーチ”の重要ターニングポイント、「長島合戦」の舞台だからだ。木曽川の流れに守られた5つの砦に立てこもった一向宗門徒、これに対し信長軍は容赦ない包囲殲滅戦を展開、最後は…

長島ランニングレポート(1)

ちょっと違った風景の中でのランニングをしたくて、長島に行った。 ドゥスポーツ最大の敵は退屈だ。最初のうちは体を動かす事自体が楽しくても、だんだん慣れてくるとそれだけじゃ退屈してしまう。ウェイトトレーニングだと、マシンを変えてみたりとか、トレ…

年末年始をどうするか

本気で年末になってきてしまった。 学校は休みの始まりが早い。教員は学生よりは一歩遅れるものの、会社に比べるとだんぜん早くて、もうとっくに冬休みになっている。給料日が28日という関係から―よその学校法人に勤める知人もそうだった。私立学校共通なの…

学会へ行こうよ!

DiGRA-Jこと「日本デジタルゲーム学会」という団体があり、ぼくは創設時から会員になっている。ふと思いついてサイトを開いたら、次回の全国大会がアナウンスされていた。 このブログを書き始めたのは2014年の3月。昨年度の大会が行われた時期だ。行けなかっ…

年末、先行取得なのだ

土曜日を迎えた。 今日は(といっても、いつものとおり前日書きだけど)たまたま出勤日だけど、本来は休日だ。そして月曜日、学校は終業になり、祝日を挟んだ水曜日に研修があり、そこから事実上の冬休みになってしまう。 そう、もう残りの営業日が1日しかな…

デザインはスポーツか?(3)

デザインにどういうわけで興味を持ったのか。「魔法の正体を知ったから」ってとこだろうか。 子供の頃から、印刷物が好きだった。手で描いた線や塗りの、曖昧さだとかムラだとか、そういうのが嫌いだったのだ。文字もそう。「活字」のかちっとしたスタイルに…

デザインはスポーツか?(2)

デザインとゲームデザインの関係、ということを時々考える。 ゲームデザインというのは別名「企画職」で―より厳密には企画職の仕事に含まれる役割―で、そのことと美術的造形とは、直接は縁が無い。「design」という言葉を英和辞書でひくと、「1」で出てくる…

デザインはスポーツか?

最近、とても疲れている。 体はそれほどではなくて、主に「頭」だ。考える事とか書くこととか、かなり苦しくなっている。必要あって、先週後半からグラフィックデザインの連続だった。休日は一日中、平日も手すきの時間が見つかる限りフルで、印刷物のデザイ…

ピケティ買っちゃいました

トマ・ピケティ『21世紀の資本』を買った。 本を買う動機というのは、いろいろだ。純粋に「読みたい」というのもあるし、それを読んだことによって得られる知識とかが目当ての場合もある。 今回のはどうだろうか。義務感? それとも所有欲? 流行に煽られて…

選挙に向けて思うこと(終)

終わりにしようなんて書いてから、さらにぐずぐず書き続けた結果、投票日翌日になってしまった。この文章は、実際には少し前に書いているので、まだ結果は出ていない。ただ、以外な結末が待っていないことは、すでにわかっている。 ところで、こんな話がある…

選挙に向けて思うこと(9)

愚行権という言葉を知っているだろうか。 憲法学の分野で、ごくたまに使われる言葉だ。こんなのウィキペディアにだって載ってない……なんて思ったら、ちゃんと項目になっていた。ただし、ぼくが論じようとしていることとはずいぶん違う。 憲法学的な意味での…

選挙に向けて思うこと(8)

気づいたら、選挙戦も終盤になってしまった。政治について書き連ねていたけど、こちらもそろそろ終わりにしよう。 最後に書く政策的な主張は、議員報酬と政治資金の話だ。 ぼくは思う。国会議員の報酬は少なすぎる。少なくとも、上場企業の役員程度の水準に…

選挙に向けて思うこと(7)

議員報酬という点でも、ぼくは主張したいことがある。 職業でやる以上、報酬をもらう必要がある。国会議員の場合、年額1,800万ほどなんだということを、池上さんの記事で読んだ。上場企業の役員報酬の平均が、2000万円台だとか。仕事の希少さ&なりづらさと…

選挙に向けて思うこと(6)

見えないから「ない」と思い込んでいたら、実はみえてないだけ…なんてことがよくある。 例えば、銀行の窓口は3時で閉まる。 「いいわね、あんたたち銀行員様はッ! 3時で終わって、後はお茶でも飲んでりゃいいんでしょ?」 こういうことを真顔でいう人とい…

選挙に向けて思うこと(5)

そもそも、何のために選挙をするのか。直接的にはもちろん「議員を選ぶ」ということなんだけど、これは「なんで議員という職業の人たちが存在しなければならないのか」、というところに来る。 理由1 民衆には、法律や予算の制定なんてできるはずがない。 政…

選挙に向けて思うこと(4)

まあ、実際には「一票の格差」問題もあるので、なかなか技術的に難しいだろう。ただ、技術的なプロブレムなんてのは、優秀なエンジニアにとっては「時間の問題」にすぎないとも言える。 また、別に自民党だけを対象にしているわけでもない。例には上げたけど…

選挙に向けて思うこと(3)

今の制度は、小選挙区と比例代表を併用している。ただ、結果として「どちらも党で選ぶ」になってしまう点に、問題がある。それを「少なくとも選挙区の方は人で選びたい」というのが、大選挙区制導入の目的意識だ。 そしてもう一つ、比例代表の方にも、手を入…

選挙に向けて思うこと(2)

今の選挙制度の不備は何か。投票する相手が見つからないことだ。 元々、選挙区の候補者の数は「定数+1」に収束することが多い(デュベルジュの法則)。最初は賑やかだった選挙区も、何度も選挙が続くにつれ、だいたいこの程度になってしまうのだ。小選挙区…

選挙に向けて思うこと(1)

選挙が始まっている。 基本的に他愛もないことを書き連ねているこのブログだけど、別にタブーを設けているわけじゃない。例えば宗教。ぼくはこれについては熱く語りたいものをちゃんと持っている男だ。それに、さまざまな宗教について、教理とか教義とか、不…

ソトメシ十番勝負(終)

実際のところ、日本人のソウルフードは、ラーメンだと思う。そば屋以上に存在感を示しているのがラーメン屋だ。 だけど実は、ラーメン屋が好きじゃない。っていうか、ラーメン屋に行列作る文化が好きになれない。マスコミがいくつかの店を祭り上げると、それ…

ソトメシ十番勝負(9)

公平になるように、きしめんの話もしておかないといけないだろう。 名古屋の駅には、立ち食いそばがない。なので、都内の駅と同じようなつもりで移動していると、空きっ腹抱えることになる。一部の駅には例外的にあるけど、あくまでも例外だ。 ただ、JRの名…

ソトメシ十番勝負(8)

東京に出張に行くと、楽しみなものがある。ソバだ。 「名古屋だって蕎麦屋ぐらいあるぞ!」と言われそうだけど、前提になっている店のレベルが違う。ぼくにとってソバとは何より立ち食いそばでないといけない。「八っつあん・熊さんが、小腹が減った時に掻き…

ソトメシ十番勝負(7)

春から、中京競馬場の近くに住んでいる。ギャンブルは嗜まないのだけど、ちょくちょく競馬場に行く。馬が走っているのは美しいし、写真の題材としてもなかなかいい。中央競馬だから、建物とかも綺麗だしね。中にいるギャンブラーたちは、まあアレなんだが。…

ソトメシ十番勝負(6)

で、ケバブの話。 料理には視覚的要素がつきものだけど、ケバブのそれは格別だ。炙られている肉の塔があり、そこから削ぎ落とすようにして肉を取り分けてくれる。アイスといい、トルコの料理には、お客さんに何かを見せたいって要素があるのかも。 ともあれ…