ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

男の持ち物

薄くても厚くても

「男の持ち物」というのはカテゴリー名にもしているけど、まあわざわざ「男の」なんてことわるところに、ある種の気恥ずかしさみたいなものがある。 身の回りの品のことなんて、本来男はくだくだ言わないもの……必ずしも共感を感じないわけでもないその価値観…

旧き悪友を思って

かまやつひろしさんの歌に「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」というのがある。聴いたのは小学生の頃だから、ずいぶん昔の話になるんだけど、今でもときどき歌っている。 歌詞はというと、間違っても小学生向けじゃない。著作権に配慮しつつ、歌詞の意味を…

万年筆難民となって

大学に進学するときに親類から贈られたモンブランが、今でも忘れられない。 カートリッジ式ではなく吸入式。少し太めのボディだが、とにかく軽かった。そして、ペンの滑りがいい。これを使って文章を書くと、ただ書いているだけでウキウキしてきたものだ。大…

時計を語ろう

父は腕時計を集めるのが好きだったようだ。遺品として、たくさんの時計が残されていた。ただ残念なことに、どの点においても中途半端だった。どれも安物で、デザイン的にもごくふつう。そして「たくさん」といっても、一般人視点におけるそれに過ぎない。部…