ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

走ってる(4)

 走る時間だけど、少しずつ増やしている。現在は1時間20分ぐらいだ。

 「どれだけ走る」っていうよりは、「どれだけ走ったら止まる」の方が、ニュアンス的に近い。そして止まるのには、理由がある。①心肺が苦しくなる、②筋肉が痛くなったり動かなくなったりする、③関節がダメージを受ける、④脇腹など直接動かしていない部分が痛くなる、⑤気力がなえる…‥こんなところだろうか。

 走りだすと、①から④までの理由が少しずつ次々とやってくる。やがて気にならなくなるけど、またしばらく走っているとどれかがやってきて、また別のがやってきたりして、以後はこれが繰り返す感じだ。ループするごとにそれは存在感を増していく。やがて⑤が訪れ、それが結論となる。

 最初の頃は、①→⑤だった。スタートしてしばらくすると胸が苦しくて、歩いたり走ったりの連続になって、結局やめる気満々になってしまっていた。ただ慣れてくると、心肺の苦しさなんて数分たてば消えることを学習するようになる。そして、一応ランニングと言える程度の連続走行ができるようになるわけだ。

 とはいえ、⑤に至る道はたくさんあるから、油断できない。実際、①が問題になるのはよほどのハイペースになるんだろう。今のぼくの場合、1時間20分後にやってくるのは②。痛くてやめたくなるのではなく、脚が動かなくなってしまう感じだ(完全に動かないわけじゃないけど、そうなったら家にも戻れないから、終わりにする)。そして、この「限界時間」をなんとか後ろに下げることが、目下の目標になっている。「脚を温存」ってことで、まるで自転車のロードレースだ。

 次に走るとき、たぶん2時間に挑戦する。これが可能だとはっきりしたら、ハーフマラソンも可能だということだ。