ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

走ってる(5)

 とはいえ、マラソン大会に出たいのかというと、どうもはっきりしないのだ。

 ランニングは、いつも一人でしている。だいたいぼくの好むスポーツというのはそうだ。自転車、スキー、水泳。どれも一人でしていた。別に求道的なわけじゃないんだけど、そういう黙々と取り組むのが好きなのだ。結果は気にならないわけじゃない。ただ、人と競い合う気はしないし、人と馴れ合う気もしない。

 で、マラソン大会。あれは行為としてはランニングだけど、行事としてはどうか。形式的には競技だろう。だけど、やはりいちばん近いのは「お祭り」だ。踊る阿呆に見る阿呆…‥で、同じアホなら走らにゃ損損ってなもんで、参加して盛り上がりたい人のためのものだろう。となれば、単に走りたいだけの人の行く場所じゃないのではないかと思ったりする。

 別にいいじゃないか。好きなように、40キロ走れば。コースを一方的に決められることもないし、好きな時間に走り始められるし。ぼくは同じ道を走るのが嫌で、ランニングコースもなるべくぐるっと周回するように設定している。マラソン大会のコースなんて、折り返しの連続だ。一人で走れば、そういうしがらみもない。2つの地点を結んで駆け抜けることだってできる。京都マラソンもあれば大阪マラソンもあり、どちらも市内をちょこまかと折り返しながら走るんだけど、そんなことするぐらいなら、京都・大阪間を一人で走ればいい。

 とはいえ、一人参加も、それはそれで意義はあるかも。なんといっても、ラベリング性が高いよね。「東京マラソン、完走したよ」って言えば、それは幾つもの意味で自分を理解してもらえることになるし。

 まあ、何にしろまだ10キロそこそこしか連続走行していないので、あまり先走って考えるのはよそう。

 このFC2ブログの中にも、きっとランナーはいっぱいいるのだろう。東京マラソン出場をテーマに書いてる人もいるだろうし、前回の記録をアップしてたり、あるいは次回参加に向けての日々のトレーニングを日記化していたり、そんな人もいるんだろうね。そういう意味で、この中でのランナーとしての順位は、限りなくテールエンダーに近いような気がする。

 なんだか長いこと走ることを書き綴ってしまったけど、これでしばらくはお休みにしよう。