自転車でも走ってる(6)
自転車通勤での悩みは他にもある。例えば、なぜかお腹がすくこと。
もちろん運動というのはお腹がすくのが当たり前なんだけど、ビフォアアフターの違いがそれほどないのに決定的に違ってくるというのは、変だ。前までの自転車通勤との差なんて、10分もない。なのに、走った後(&途中も)のお腹のすき方が、全然違っているのだ。別に減量目的でそうしてるわけじゃないんだけど、やっぱり苦労して体重が増えたんじゃ切ないわけだしね。
自転車は、ランニングよりも体に優しいスポーツだからかもしれない。足腰だけに優しいんじゃなくて、胃腸に対しても優しいってことだ。だから、同じ時間のランだと気持ち悪くて何も食べたくなくなるところが、自転車だと逆にお腹が空いてしょうがなくなるとか。でも、これはぼくがまだランに慣れていないからかな。マラソンでも、エイドステーションとかあって、選手は食べながら走ってるし。
なんのかんの言いながらも、たぶんぼくは自転車通勤を続けるんだろう。新居は駅から遠いのが難点で、最寄り駅まで、歩いてたっぷり25分はかかる。これは、自転車ならもう行程の3分の2以上を消化してる時間だ。満員電車に悩まされることもないし、痴漢冤罪を恐れることもない。加えて、前に書いたような「経験値豊富」な経験をすることもできるのだし。