ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

待ち人来たれども

 前に書いたニトリの本棚、6月最後の日曜に到着した。

 この種の家具、組み立て式が多くて、届いてからが一苦労になる。けど、今回のは完成品の配達で、二階の部屋まで上げてくれるという。まあそう重いものではないのだけど(実はそういう重厚なものも考えたんだけどね。何しろ“終の住処”の“生涯最終書斎”だから)、面倒がないのはありがたい。二日前になんとか確保した幅180センチの空間に置かれ、いよいよ使用開始となった。

 ところが、実際に取り組んでみて、大問題が発覚。棚板が少なすぎるのだ。

 欠品という意味ではない。仕様通りの枚数だ。今あらためてカタログを見ても、写真でもその枚数でちゃんと掲載されている。要は、それが少なすぎる、ということだ。本棚は左側2/3が2列スライド、右側1/3が大型書用のぶち抜きとなっている。これに対し、付属していた棚板は、小さい方が5枚、大きい方に至っては3枚でしかない。

 本棚の高さは、外寸で180センチある。仕切るための棚板は、真ん中に固定の板があるから、結果として出来上がる段は、薄い側が3段と4段、厚い側が2段と3段となる。

 これは、あきらかに大きすぎる。だって、文庫や新書を入れるためのスペースが、高さ30センチ弱だよ。そして大きい方ときたら、高さ45センチ。『ウォーリーを探せ』だって、そんなに大きくはないよ。

 この種の本棚や整理棚ってやつは、たいてい棚板が余る。全部はめると文庫すら入らなくなるような、何のための棚なのか疑問に思うようなものもあった。いちどなんか、余った棚板を使ってもうひとつ整理棚を作ったこともあったくらい。ところが、今回は真逆の悩みとなってしまった。