ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

デスクトップのあれこれ(4)

 ぼくのデスクトップは、ここ1年で様変わりしてきている。メインで使うアプリケーションが変わってきたのだ。

 前までは、『秀丸エディタ』と『WinFM』。前者がテキストエディタで、文章はこれで書く。機能やインターフェイスを大きくカスタマイズすることができ、しかもそのセットを拡張子に個別に対応させてやることができるため、とても使いやすい。たいていの人は、いろいろな種類の仕事をする。その仕事の種類に合わせて、同じソフトなのに、違うインターフェイスを用意できるのだ。ぼくにはプログラミングへの相性はよくわからないけど、文章作成だけに限っても、かなり重宝している。段組や禁則処理にも対応しているし、行間の隙間も決められる。アウトラインモードで使うこともできるし、縦書も可能だ。こういうことを拡張子ごとに割り当てられるから、論文用、雑文用、小説用で、同じ秀丸エディタだけで間に合わせていた。

 WinFMは、ファイラーと呼ばれるジャンルのアプリケーション。ディレクトリごとにファイルを一覧表示し、さらにもう1アクションで内容も表示する(テキストと各種画像ファイルに対応)。どのファイルが目当てのファイルなのか、実際に見ながら探すことができる。そして、削除・複製・新規作成やディレクトリの移動などが、簡単なワンキーコマンドで実行できる。DOS時代にあった『FD』、そしてそれをWindows環境に再現した『WinFD』。こうしたアプリケーションの系譜にある。それらが現役だった時代はそちらを使っていた。ぼくが使い出したのは『WinFM2008』になってからだ。

 これに、それこそ16ビットパソコンの頃から愛用し続けている日本語入力ソフト、ATOKを加える。これがぼくのハイパーコンボだった。メインのマシンはMacだけど、この執筆環境を失いたくないために、仮想PC環境アプリの『Parallels』をインストールした上で、Windowsを使い続けていた。

 でも、最近では、そもそもWindowsアプリを開かずに済ますことが少なくない。