ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

都じゃなくてもいいんだけど(2)

 なぜ京都マラソンなのか。

 実はどこだっていい。重要なのは時期で、今から練習しても間に合う程度に先にある大会じゃないとだめだ。なにしろこちらは走力の低さにとても自信があるのだ。

 申し込みの翌日、ふと気になって調べてみたところ、あの東京マラソンも受付開始直後だった。で、当然ながら、こちらも応募だ。

 まあ「どこだっていい」とは言うものの、いくつか条件は出てきてしまう。参加費用からいってあまり遠いのは困るし、タイムアップの基準がシビアなのもつらい(マラソン大会では、たいていコース途中にゲートが設けられる。一定時間で閉ざされ、間に合わないと失格になってしまう)。京都も東京も、この点ではありがたい。

 さてこの2つのマラソン、同じ月の開催だから、両方出ることはできない(川内さんじゃないって!)。もし両方当たったら、どっちを優先しようか悩んでいる。

 東京と京都では、物理的には京都のほうがだんぜん近い。でも、心理的にはそうでもない。平安の昔から、東国と西国をわけるのは関ヶ原なのだ。そして、ぼく自身は、大学入学以降の十何年間かを、東京で暮らしている。まあ都合3回替えた職場はどれも都心方面じゃなかったし、大学も八王子だったから、マラソンの行われるあたりで生活したことはないんだけど。でも、京都よりは圧倒的に地理感がある。言い換えれば「ホーム」的ということ。京都は完全に「アウェイ」なのだ。