さらばダイナース
2年間、メインで使ってきたダイナースを解約した。
前にも書いたけど、ぼくは(ゴールド以上の)クレジットカードというのは、時計なんかと同じ意味の装飾品だと思っている。カードの機能なんて、本来どれでも同じ。となれば、年会費無料のカードでも変わらないわけで、そういうところにわざわざ年会費を払うというのは、やはりそれの所有自体をライフスタイル的な価値観に位置づけるからこそできることだと思うのだ。『LEON』を読み、万年筆を愛用する男として、やはりカードにもこだわりたい。色というよりは、ブランドとしてね。
ただ、時計は一度買ってしまえば後はずっと動き続けるけど、カードの年会費はずっと払い続けなくちゃならない。
実は、「2年間会費無料キャンペーン」で入会している。2年ちょうどでやめれば、ペナルティもない。でも、せめて1年ぐらいは有料会員でつきあってみようかと思っていたのだ。だいたい、美しくないよね、行動として。
でも、結局そうしてしまった。
きっかけになったのは、値上げだった。今年から、それまで1万5千円だった会費が、次回更新から2万2千円になる旨、アナウンスされたのだ。
元々予定されていた額でも、かなり高い。ゴールドカードは、たいていの場合、年間1万円だ。ダイナース側としては「準プラチナ」っていいたいのかも。でも付帯保険の額とか家族カードの料金とかでいうとやっぱりゴールド相当。となると、今回の値上げの結果、相場の倍になってしまうわけだ。