ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

さらばダイナース(2)

 何かを解約するというのは、素直にいくとは限らない。

 カードの解約、以前は嫌な思いをすることが多かった。もう4年ぐらい前だけど、セゾンのカードを解約したときは、たいへんだった。電話口ではできず、直接窓口まで行かないとだめ。そこで、ウェブで調べてわざわざ高島屋店内のカウンターに言ったんだけど「ここではできない」と断られてしまった。指示された場所が、パルコの中のサービスカウンター。そして、さんざん待たされた挙句、きつい化粧をした茶髪の女性担当者(推定20代半ば)からギスギスした応対をされ、ようやく解約させていただいたという、そんな経験をさせられたのだ。

 でも最近は、何もなくて拍子抜けすることが多い。電話口で「はい、うけたまわりました」で終わってしまって、何だよ、オレってその程度の客なわけぇ?なんて、がっかりさせられてしまったりする。

 そこへ行くと、ダイナースの担当者は、言葉を尽くして慰留してくれた。これって、サービスだよね。去りゆく顧客への、最後の思いやり。泣けるねえ。

 実は、ちょうど2度目のインビテーションが来た直後だった。まあ2万2千円を「高い」と言ってるようなやつが、年会費13万も払うはずがないんだけど、ブラックカードに憧れる人にとっては、ぼくの選択の方が「もったいない」なんだろうか。