ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

さらばダイナース(3)

 クレジットカードに熱中してた割には、持っているカードは多くない。実際には一枚しか入れてないけど、長財布なら全部入らないわけでもない程度だ。でも、それにしてももっと絞りこまないといけないかなと、思ってる。

 理由は、セキュリティ。

 今の時代、どこからどうやって情報が流出するかわからない。使ってない休眠カードだって、カードはカード。使ってもない出費を支払わされてしまいかねない。である以上、チェック対象はなるべく少なくしておいた方が、いいのだ。

 実はダイナースについては、この点での(将来に向けての)不安も、頭をよぎっていたのだ。

 今のダイナースは、シティバンクのグループ企業がやっている。でも、シティバンクそのものの日本撤退が、一部マスコミでスクープされている。となると、カード事業だけ残しておくとも思えないから、やっぱり売却するんだろうね。

 問題は、事業を買った先が、ちゃんとセキュリティをしているかどうかだ。未来のことだから、解るはずがない。はずがないけど、まず期待できないと思うのだ。今の時代、コストの削減をするつもりのない会社が他人の事業など買い取るはずがない。そして、セキュリティなんてのは、真っ先に節約したくなるコストだ。事故を未然に防ぐために毎月費用かける位なら、事故が起きてから個別に弁償したほうが安い(税法上も有利)…なんて考えるに決まってるよ。あと、削減対象ときたら、ユーザーサポートだろうね。コールセンターをメールにするとか。

 まあ、実用性無視して装飾性だけに注目すれば、そういうのでも構わないのかもしれない。年会費が高くなればなるほど、ステイタス度が上がるものかもしれないし。

 人それぞれだよね、本当に。