ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

「ほぼ」といいながら

 3月の途中から始めたこのサイト、「ほぼ毎日更新」なんていいながらも、今のところ毎日更新を続けている。肩の力を抜きたくて追加した「ほぼ」の二文字なんだけど、「続けている」という事実自体が呪縛になって、なかなか一回休みを入れられない。

 元々あまりまめな性格ではなく、何かを続けるのが苦手な方だ。インターネットが始まった時、多くの人と同じように文章を書いて発表、そして嫌になってやめた。その後もそんなことを断続的に続けている。始めた時は「こんどこそちゃんとやるぞ」なんて決意するところまで含めて。

 今回続いているのは、予約投稿の機能を活用できるから。数回分まとめて書いてアップなんてことが多く、しばらく放っておいてもだいじょうぶだ。ただ、それだけじゃない。書き手としてのポジションの違い、ほんとうはそれが大きい。今回採用した執筆方針は、次の言葉に集約できる。

  「ペルソナを意識しない」

 これまでのは、「人から見た自分」を意識し、それに合わせようとしていた。立場からそうなった場合もあるし、自分自身で選んだ場合もある。だけど、そういう自分というのは結局のところ多重人格の“二人目以降”みたいなもので、キャラは立っていても底が浅い。しょせんは本人格の中で作られたフィクションに過ぎず、みたいなもので、そこから書けることというのは、限られてしまうのだ。

 最近、実際に毎日書いて更新するのが続いていて、またちょっときつくなってきてしまった。ほんとうは「一回休みを」を入れたほうがいいんだろう、と思う。今回はそうするつもりで、まあそのことでもちょっとメモしようかと思ったら、結局記事になってしまった。まあ、それでいいんだけどね。