ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

あいかわらず走ってる(2)

 今の場所に越してから、季節が2回変わった。こうなると、お決まりのランニングコースも確立されてくる。

 丘の上にある自宅から、大きく回りながら高度を下げ、川に。後は川沿いを少し登ってから反対側を下り、適当なところで折り返す。最後は坂を登って自宅まで―いくつかのバリエーションを付けた周回コースで、短い場合は5キロ、長く取ると12キロ程度になる。

 決まったランニングコースというのは、ペースもつかみやすいし、トレーニングとしてはたぶんいいことなんだろう。でも、ぼくは別に選手じゃなく、あくまでも楽しむために走っている。だから固定されたコースというのは、本末転倒だ。いまいち楽しくないのだ。

 今のルートも、あれこれ模索しているうちは新鮮だった。ただ、確立してしまった今となっては、どうにも退屈さが出てきてしまう。

 最近とりいれてるのが、「半・ランニング通勤」。行きは地下鉄に乗り、帰りを走るってやつだ。実際には毎日やってる訳じゃないから「半」なんていいづらいんだけど。

 現実問題として、いったん帰宅してからまた出発っていうのは、なかなかやりづらい。帰宅した時点でそれなりに遅い時間になってしまっているからだ。このやり方だと、スタート時はまだ早いから、だいじょうぶ。

 ただ、退屈うんぬんって面では、しょせんは程度の差ともいえる。ルート的な選択肢は、自宅周辺の住宅街以上に限られてくる。それに、こちらは夜専門だから、風景が単調だ。