ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

あいかわらず走ってる(3)

 ランニングが楽しめる街、そんな住処の選び方ってのも、ありじゃないかと思う。

 まず、気持ちいいコースがとれること。信号が少なく、適度に緑があって、ある程度広い歩道が欲しい。できれば平坦で。そして平滑で。やたらと坂があると心理的にもきついし、でこぼこな道は安心して走れない(歩道の終端とか、ひどい作りだったりすることがある)。また、ちゃんと分離できているのなら、車の交通量はそこそこにあった方がいい。それから、見通しの良さ。実際には夜に走ることも多いから、街路灯も重要だ。走る風景自体も、心地いいものじゃないと嫌だ。瀟洒な住宅とか、四季を感じられる公園とか。そしていざというときに駆け込むことのできるトイレやコンビニなんかの充実も。

 そして大事なのが、退屈しないということ。いいコースが一本だけというんじゃ、いつか飽きてしまう。何本かのルートがあって、組み合わせるとその数倍のコースが楽しめるとかね。

 こういう指針で街づくりをするってのは、自治体的にはけっこういいんじゃないだろうか。健康志向な住人が集まるから医療費も少なくて済むし、たぶん平均収入だって高いはずだ。