ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

テニスについて少々(1)

 今、テニスが熱い。言うまでもなく、錦織選手の活躍のおかげだ。

「全く日本人ってのは、流行りだすとすぐに飛びつくんだから」

 なんてしたり顔でいいそうなコメンテーターの顔、5つぐらいは即座に思いつくけど、こういう人は日本人がどうだったら満足してくれるんだろうか。せっかく盛り上がれるんだから、盛り上がらないと損だ。この記事を書いているのは、彼が2回戦を突破した直後で、まだまだ当分盛り上がれそうだ。

 ぼくもご多分にもれず、かつてラケットを振っていたくちだ。そして、ぼくにとっての他のスポーツ同様、大人になってから始めてる。初めてコートに立ってから、たぶん25年+αってとこだろうか。

 そう、四半世紀、なのだ。問題は、これだけ長いことやっておきながら、まだやったことがないってことだ。どういうことか。コートに立ってボールを打ち合うのは楽しんでいたけど、正式なルールに沿った試合というのを、ただの一度もやったことがないのだ。

 2ポイント以上のリードで4ポイントとると1ゲーム。

 2ゲーム以上のリードで6ゲームとると1セット。

 5セットのうち、3セット先取したら勝ち。

 なんでこんなにめんどくさいルールになってるんだろうか。ばかみたいに時間が掛かるし、だいいち体力が持たない。あと、正式なルールでは、試合中は他人のコーチを受けてはいけないことにもなっている。もう、自虐としか言いようが無い。