ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

最新という憂鬱(1)

 職場で使うパソコンが、更新になった。で、かなり戸惑っている。

 とある事情から、勤務校でのティーチャー用パソコンは、だいたい2年に1回のペースで更新される。なので「違うマシン」への乗り換え自体は、そんなに珍しいことじゃない。めんどくさいだけ、難しいことも(あまり)ない。だけど、今度ばかりは勝手が違ってた。というのも、マシンが新しかったからだ。

 そう、更新はされていても、たいてい古いのから古いのへの更新だったのだ。

 実は、教員用のパソコンというのは、学生貸与機のお下がりだ。うちの学校では、数年前から学生を対象に「ノートPC無償貸与」をやっている。入学時に新品のパソコンを渡し、ずっと貸し出しておくというものだ。この場合、学生の卒業に合わせて、大量の“お古”が追加されることになる。ただ、同じ学園内に姉妹校がたくさんあるから、引き取り手には困らない。そして、比較的新しくて程度のいいものはそちらに回され、じぶんとこの教員が使うのは、4年コースの卒業生が使っていたマシン。これを、保守契約が切れてしまうぎりぎりまで使うというのが、基本ローテーションだ。ようするに、2年ごとに4年落ちのパソコンをあてがわれていたということになる。

 だけど、今回だけはなぜか違った。たぶん退学した学生のものだったんだろう、1年しか経っていない“ほぼ最新”がやってきてしまったのだ。