ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

ほんとは256倍くらいかな

 いつも見ているサイトの一つ「カラパイア」で、ちょっとおもしろい記事を見つけた。タイトルは『関わってみて初めてわかる、テレビゲーム開発について理解していなかった5つのこと』。批評サイトで市販ゲームについて書いていた人が、ゲーム開発会社に入社していろいろな真実を知り、好き放題だったかつての自分の反省して書いた文章なんだそうだ(ちなみにアメリカの話)。

 その5つとは何か。見出しを並べると、こうなる。

  1. ゲーム開発は想像していたより1000倍も大変

  2. ゲーム開発中の90%の期間が修羅である

  3. 開発者が使う”興奮(excited)”は誇張ではない

  4. ゲーム開発者は膨大な数の批評をきちんと読んでいる

  5. 欠点に気づいたとしたら、開発者は当然知っている

 まあ、ぼくの場合入社時点で「社長から数えて5番目」という高齢社員(ちなみに28歳ね)だったので、開発現場でパシらされた経験はない。所属も、開発部じゃなかったし。でも「準メジャー」(有名ではあるんだけど、その有名さに見合った企業規模じゃなく、『集まってごそごそ作る』感が強い)だったから、実感はできる。