ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

やっと終業

 3月も半ばの今日、うちの学校もやっと終業になる。

 学校業界にとって、元々この時期は、ストーブリーグだ。大学だと、入試の始まる2月初頭からずっと春休みになってしまう。うちの学校でも以前はそれに近いノリがあって、3月なんてのは、次年度への準備をする時期だった。人気のない学校の中、空っぽの実習室でごそごそ教材作ってたりすると、なんとも言えない哀感があってよかった。

 ただ、長期休みがあると、学生がプログラミングを忘れてしまう。そこで「どうせ暇だし」で、どんどん実習とか就職の練習とか、正規授業外の授業を増やしていった。

 でも気づいたら、正規授業と変わらないぐらいに忙しくなってしまった。

 そして困るのが、授業外の仕事。「どうせ暇だろ」でどんどん入ってきてしまう。しかも、プロブレムが指摘されたときに導入される「対策」も、現場だけが考えてやっていくわけじゃなくて、やることが雪だるま式に膨らんでしまう。終業とは言っても終業式はない。その代わり、就職出陣式というのを、午後になってからやる。これもそんな「対策」の一つで、就職に向けての意識付けを図るのが目的だ。でも、現場は現場レベルであれこれ意識付けを図ってるから、たぶん3つ目か4つ目の屋上屋だ。実際、週明け後2日間は学園だけの合同企業説明会で、そんなのが入るせいで大掃除ができないから、それが終わった水曜日に集まらないといけない。

 これでも、隣のコンビニのおばさんには「え、もう休みなの?」なんて驚かれるんだけどね。