ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

プレステはるかなり(1)

 プレステ4を、買う必要性が出てきた。突然降って湧いたのかっていうと、そうでもない。ずっと前から必要性はあった。あったけど、まあ閾値に達する前みたいなもので、なしでも何とかなった。発売以来1年以上そんな状態が続いていて、ぼくは自分が茹でガエルになっていることに気がついた。持っているべき必要性は、時間とともに高くなっていた。もうそろそろ茹だるぐらいになっているのだ。

 そして「買う」ということを決断した。なのに、気持ちがどうも盛り上がらない。盛り上がらないことについて自分でも戸惑い、また驚いてもいる。

 新しいマシンを買うときというのは、もっとどきどきするもんじゃないだろうか。ゲーム雑誌には、発売の何ヶ月も前から煽り記事が出ているし、実際発売されてみると、ニュースになったり、一般誌の特集記事になったりもする。ネット時代ともなれば、得意になった連中の書き散らしたコンテンツが満ち溢れたりもするわけだし。

 現在ぼくがいる場所は、イオンのショッピングセンターの中にある、クリスピー・クリームドーナツ。同じフロアをとぼとぼ歩くとジョーシンがあり、そこに行けばプレステ4が買える。というか、買うつもりでそもそもこの建物に来ているのだ。なのに、コーヒー飲みながら文章書いてたりする。