ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

書くとか書かないとか(2)

 授業では、いきなり授業内容に入るんじゃなく、直接関係なさそうな雑談めいた話を、まずすることにしてる。これは、落語でいうマクラだ。内容は、世の中の話題とか、身辺的な出来事とか。そして、雑談のようでいて、その実、話す授業内容の伏線になっていることが望ましい。

 今年ぼくが担当している「喋り」系授業は、ゲームデザイン著作権だから、時事ネタには困らない方だ。それでも話すことがなくて、困ってしまうことがある。

 ただこれだって、決して話題がないわけじゃないのだ。状況に合わないから、出せないだけだ。クルマ、銃器類、心脳問題や宇宙論、そして天下国家。状況次第ではぴったりくる。でも、いきなり始める話題じゃないね。授業本体との繋がりもあるし、前の授業との流れとか、そういう

 このブログでは決して書かないプライベートな話題。例えば家族の話とかだけど、つい話題にしてしまうこともある。思い出してみると、自分が児童/生徒として受けた授業でも、そういう話題は結構多かった。会ったこともない教師の奥さんとか子供とかに、妙に詳しくなってしまったりしたものだ。

 親が小中学校の教師って人は、赤の他人が自分のことを詳しく知っているって事を、覚悟しておいたほうがいいだろう。この現象「クリストファー・ロビン症候群」なんて名づけてあげたい(もうあるかもしれないけど)。