ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

昔は泣き喚いたものだけどね(3)

 ファイル消滅に気づいたのは、職場PCだった。その時点で、持ち歩いてたノートPCも既に同期済みだった。最後の砦が、自宅マシン。帰宅後、すぐに無線LANルータのスイッチを切り、恐る恐る起動してみたのだ。

 でも、実際には最新のファイルは戻らなくて、1ヶ月以上前にたまたまコピーしたファイルが拾えただけだ。だから、サルベージはできたんだけど、完全じゃない。最近の記事から溢れでた部分は、永久に消滅した。それに、次の記事として用意していた、比較的新しい「記事未満」も。まあ、糠床そのものは守れたから、いいんだけど。

 ともあれ、データの消失っていうのは、大いなる悲劇。永久かつ不可逆のロストなのだから、本来泣き叫んだっていいはず。その割には、今回は冷静だ。理由はっていうと、まあ、慣れだね。

 長年PC使っていれば、ファイル消しちゃったなんてミス、とっくに経験済みなのだ。DOS時代は「DEL C:\*.*」なんて禁断のコマンドを打ち込んでしまったこともある。特にPC98からDOS/Vに乗り換えるとね、ドライブ番号の違いでやっちゃうわけですよ。PC98では、Cドライブはフロッピーに割り当てられてたから、ついその習慣で。

 そんなわけだから、ファイルひとつで今更落胆することもない。

 でも、現実問題として、ブログは完全に止まってしまったね。今はもう「毎日更新」にしてないけど、更新しない週末があるというのは、やっぱり気持ちが悪い。