ゲームは究極の科学なり

フルタイムの教員モードに入っている企画系ゲーム屋があれこれ綴ります

何もしないをしたいとき

 この10日間ほど、ひとつの作業に熱中していた。展示用パネルの制作。デザインだけじゃなく、文章や図版の作成も一緒だ。

 明けても暮れても…なんて慣用句があるけど、ほんとにそうだったのだ。だいたいぼくは、5時台に目覚める。そしたら、そのまま書斎机に直行だ。“暮れる”方はっていうと、当然就寝時間まで。基本は12時くらいだが、

 ただ、困惑したのは、それが全く苦にならなかったことだ。本来かなり根性のない方で、1時間も椅子に座っているともう落ち着かない。なのに今回は、時計を見て初めて3時間経過に気づくとか、自分にこんな集中力があること自体が驚きだった。

 で、それが今朝終わった。そして、困っている。

 今必要なのは、休息。そのことはわかっている。でも、あまりにハイペースで追い込み続けた結果、「何もしない」の仕方が分からなくなってしまったのだ。つい何かに手が伸び、何かを始めてしまっている。どうすれば休息できるんだろうか。寝るのも、うまくいかない。実際、昨夜は2時半まで続けたのに、目覚めたのはふだんより早い4時台だった。昼寝なんて、とてもできそうにない。

 休まなくちゃ……なんていいながら、でも休めそうにない。

 結局、こうして雑文書き始めてしまったしね。